緩和ケア病棟の過ごし方

緩和ケア病棟では患者さまの様々な療養の希望にあわせてすごせるようにお手伝いさせていただいています。ベッドでゆっくりと休みたい方、家族やスタッフとおしゃべりを楽しみたい方、自室で読書などの趣味を楽しみたい方など、いろいろな希望があります。

朝、患者さまの目覚めに合わせてお部屋にお伺いします。温かいタオルでお顔を拭きながら「今日はよう眠れた」「また変な夢を見てねぇ・・・」と語ってくれるお話をお聴きし不安を和らげています。また、体調や生活リズムに合わせて起床時間や食事の時間も調整しています。

8時半になるとその日の日中の担当看護師がその日どのように過ごしたいかお聞きしにいき、その日の予定を立てます。

「午前中はしんどいから午後からお風呂に入りたい」「今日は昼からのお茶会が楽しみ!」「10時半に痛み止めを飲んで11時からリハビリがしたい」など、希望はさまざまです。

また、症状緩和が必要な方はできるだけ快適に過ごせるようにアロママッサージなどのケアや医師の指示のもとお薬の調整の提案をさせてもらいます。

食事は8時、12時、18時に配膳を行ない、必要な方は看護師がお手伝いをさせていただきます。

夕食が終了すると、20時頃から患者さまにあわせて就寝の準備をしていきます。

このように、緩和ケア病棟の患者さまは入院前の生活リズムや病状・希望にあわせて生活されています。

まずは患者さまの希望を伺い、医師、薬剤師、看護師、セラピストなどの他職種でカンファレンスを行ない、希望やケアを共有しておりますので、気軽にスタッフに声をかけて相談してください。