理念・基本方針

 高松平和病院の医療宣言(2003年4月17日管理会議決定)を当院の理念とし、各々の理念を具体化するものとして基本方針を掲げる。(前文)高松平和病院は、1949年12月1日の創立以来、「いつでも、どこでも、だれでも」安心して医療が受けられるよう、努力してきました。

今後も、患者・組合員・地域の方々と協力し合って、ともに歩む病院であり続けるために、

以下のことを宣言します。

1.患者の権利を守り、常に信頼される医療を提供します。
医療生協のいのちの章典を全面実践します。
医学の進歩に学び、安全で納得のいく医療を提供します。
患者を中心としたチーム医療を行います。
笑顔で、丁寧な応対を行います。
2.健康づくり・明るく安心して暮らせるまちづくりに貢献します。
医療生協の支部・班の活動に参加し、健康づくり活動をサポートします。
他の病院や施設と協力し、医療・介護のネットワークを作っていきます。
HPH加盟病院として、患者・地域・組合員・職員の健康づくりをすすめます。
3.平和と医療・福祉を守ります。
平和を守る活動に取り組みます。
医療・福祉制度を充実させる活動に取り組みます。
地域の要望を、国や自治体に伝える運動を行います。

注)HPHは、健康増進を患者様・地域・病院職員ですすめていくWHO(世界保健機構)
が推奨する国際的な病院ネットワークです。(Health Pro-moting Hospital and Health service)

以上
2015年2月19日 管理会議にて一部修正

私たちの病院は医療生協の病院です 。

高松平和病院は、1949年「誰でもが安心してかかれる医療機関をつくりたい」そんな医師や看護婦の熱い思いが集まって、小さな診療所から出発しました。それから多くの人々に支えられながら、医療生協になりました。医療生協は地域の人々がくらしと健康を守るために、自発的に班会で健康チェックを行ったり、職員と力を合わせて保険予防活動をしています。

病気を治す主人公は患者さん自身です。

私たち職員は、患者・組合員・地域住民の生命をみんなで大切にし、支えあい、医療における民主主義と住民参加を保証するため、「いのちの章典」を掲げて実践しています。

医療福祉生協のいのちの章典
はじめに

日本生活協同組合連合会医療部会は「医療生協の患者の権利章典」「医療生協の介護」を策定し、事業と運動の質を高めてきました。

これらの活動を引きつぎ、2010年日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)が発足しました。医療福祉生協は、いのちとくらしを守り健康をはぐくむ事業と運動を大きく広げるため、これらの成果を踏まえ、医療福祉生協連の設立趣意書の内容を基本にして「医療福祉生協のいのちの章典」(いのちの章典)を策定します。

「いのちの章典」は、憲法をもとに人権が尊重される社会と社会保障の充実をめざす、私たちの権利と責任を明らかにしたものです。

医療福祉生協とは

医療福祉生協は、地域のひとびとが、それぞれの健康と生活にかかわる問題を持ちよる消費生活協同組合法にもとづく自治的組織です。医療機関・介護事業所などを所有・運営し、ともに組合員として生協を担う住民と職員の協同によって、問題を解決するための事業と運動を行います。

医療福祉生協が大切にする価値と健康観

私たちは、近代市民社会の大原則であり、日本国憲法の基本理念である主権在民の立場にたちます。私たちは、憲法13条の幸福追求権や9条の平和主義、25条の生存権を実現するため、主権在民の健康分野の具体化である健康の自己主権を確立します。

私たちが大切にする健康観は「昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる」というものです。

私たちは、この価値と健康観にもとづき、医療・介護・健康づくりの事業と運動をすすめ、地域まるごと健康づくりをめざします。

いのちとくらしを守り健康をはぐくむための権利と責任

ともに組合員として生協を担う私たち地域住民と職員には、いのちとくらしを守り健康をはぐくむために、以下の権利と責任があります。

自己決定に関する権利
私たちは、知る権利、学習権をもとに自己決定を行います。


自己情報コントロールに関する権利
私たちは、個人情報が保護されると同時に、本人の同意のもとに適切に利用することができるようにします。


安全・安心な医療・介護に関する権利
私たちは、安全・安心を最優先にし、そのための配慮やしくみづくりを行います。


アクセスに関する権利
私たちは、必要な時に十分な医療・介護のサービスを受けられるように社会保障制度を改善し、健康にくらすことのできるまちづくりを行います。


参加と協同
私たちは、主体的にいのちとくらしを守り健康をはぐくむ活動に参加し、協同を強めてこれらの権利を発展させます。

2013年6月7日
日本医療福祉生活協同組合連合会
第3回通常総会にて確定

患者(利用者)様の個人情報取り扱いについて
1.はじめに香川医療生活協同組合は、個人のプライバシーを守ることをとても重要なことと考えています。

個人情報保護に関する方針を定め、適切に利用・管理を行うように努めます。 個人情報の利用にあたっては、その利用目的について、あらかじめご本人にお伝えし同意を頂いた範囲のみ利用いたします。

2.医療・介護サービス等を提供するための通常業務における利用目的
1.患者(利用者)様の健康維持と回復等の直接的な利益のため
患者 (利用者)様への医療・介護サービス等の提供および説明等
患者 (利用者)様の家族等に対する説明等
他の医療機関、介護関係事業者等との連携等
患者(利用者)様に関して、他の医療機関等へ照会する場合等
外部の医師の意見等を紹介する場合等
調剤薬局や他の医療機関等からの照会に対しての返答等
受診や検査結果等に関するご連絡等
健康診断等のご案内等
2.事業所の事務あるいは経営上必要のため
患者 (利用者)様の入退院との病棟管理等
患者 (利用者)様の会計や経理等
診療報酬、介護報酬の請求業務等
医療機関の経営、運営等のための基礎データ等
医療機関の上部組織等への報告等
立ち入り検査や実地指導への対応等
第三者評価機関や審査機関等への情報提供等
事業者等からの委託を受けて健康診断などを行った場合における、事業者等へのその結果の通知等
医師賠償責任保険や損害賠償保険に係る、医療に関する専門団体、保険会社等への相談又は届出等
3.医療、介護の向上への寄与のため臨床治験等
臨床研究のためのデータ収集等
医師や看護師、その他医療・介護従事者等の教育や臨床研修等(事業所内で行う場合)
4.医療生協・事業所のご案内医療生協・事業所のご案内
医療生協加入のお勧め等
医療生協・事業所企画へのお誘い等
3.第三者への提供

患者 (利用者)様の個人情報は、あらかじめご本人の同意を頂くことなく、香川医療生活協同組合の職員以外の者に提供することはいたしません。

ただし、2に該当する場合は、特にお申し出がない限り、医療・介護サービス等を提供するための通常業務として必要な範囲において第三者に提供いたします。

4.香川医療生協内での利用と外部委託

医療・介護サービス等を提供するための上記の目的を達成するために必要な範囲で、香川医療生活協同組合内の事業所および職員が患者 (利用者)様の個人情報を利用させていただくことがあります。

また、香川医療生活協同組合が業務などを委託する相手に、患者 (利用者)様の個人情報を預ける場合があります。

その場合は、委託先において個人情報の保護や管理が適切に行われていることを私たちの責任において監督します。

5.個人情報の開示・訂正・利用停止・削除

患者(利用者)様の個人情報について開示を希望される場合、および個人情報の訂正、削除等を希望される場合は、当該窓口までお申し出ください。

ご希望に対し、私たちの規定に従い、誠実に対応させていただきます。

その際、ご本人であることを確認するための書類等の提示をお願いしたり、所定の料金を頂く場合があります。

6.特記事項

患者 (利用者)様には、以上の内容にご同意いただいたうえで、必要な情報の提供をお願いいたします。
必要な情報をご提供いただけない場合には、サービスの提供に一部支障をきたすことがあります。

7.個人情報に対する安全対策

私たちは、個人情報の紛失、破壊、外部への不正な流出、改ざん、不正アクセスを防ぐために、個人情報保護規定を整備し、合理的な安全対策を講じます。


個人情報の取り扱いについて、ご意見・ご質問がございましたら、下記までご連絡ください。

担当部署 事務長室
電話番号 087-833-8113

人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスおよび適切な意思決定支援に関する指針