緩和ケアのお食事について

緩和ケア病棟の患者さまには、痛みや吐き気などにより食欲が低下し、食べることを諦めざるをえない方がたくさんいらっしゃいます。抗がん剤や、微量元素の欠乏により味覚障害をきたし、おいしいという感覚をなくす方もおられます。

そのような場合に少しでもお助けできるように、管理栄養士が患者様と直接お話しをさせていただくことがあります。

実際に患者様のベッドサイドへ行き、食事の嗜好、食材、調理法などについてお聞きし、食べやすいものに変更していきます。食事の量を減らして、全部食べてもらい、満足感を持ってもらえたらと考え、通常量の半分のハーフ食という食種もご用意しています。

また、入院中に誕生日を迎えられた方には、食べたいメニューを事前にお聞きして、お誕生日御膳を提供しています。

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口から食事をとるということは、食べる楽しみや喜び、満足感などが得られ、QOLの維持にもつながります。

その人らしく生きられるよう、生活の中で一番身近な食事を通じて少しでも、そのお手伝いができればと思っております。いつでもお声をお掛けください。

第4回緩和ケア夏まつり

8月13日木曜日は、緩和ケアの夏祭りがありました。例年は病院の隣の駐車場で行うのですが、今年は雨天の心配やまだまだ暑さが厳しいこともあり、緩和ケア病棟のラウンジで行いました。お知らせのチラシを見て、皆さんとても楽しみにしていて、「夏祭りには来ます」と言って退院された患者様や「夏祭り後に退院します」と言われる患者様もいるほどでした。

看護学生さんがかき氷や流しそうめん、やきそば、フライドポテトなどを用意してくれたり、射的やヨーヨーすくいなど、夏らしい出店を考えてくれ、こじんまりとはしていましたが本当に夏らしさを感じられるお祭りとなりました。

緩和ケア科の名物となりつつあるからあげも「にんにくがとても効いていて美味しい」と大好評でした。

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緩和ケアの夏祭りは患者様はもちろんご家族の方も楽しみにしていて、お孫さんが浴衣を着て参加してくれ、とても可愛らしく夏を演出してくれていました。

普段食欲の無い患者様もさっぱりとしたそうめんはするすると食べられたり、やきそばやからあげなど味のしっかりしたものは「おいしい」「おかわり」と好評でした。

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「そんなに食べて大丈夫?」と心配されているご家族の声も聞かれましたが、「あんなに美味しそうに食べる顔をみるのは久しぶりです」と目を細めるご家族の嬉しそうな表情をみることができ、スタッフも温かい気持ちになりました。来年も看護学生さんとスタッフで協力して皆さんに喜んで頂ける夏祭りを行いたいと思います。