緩和ケア病棟での環境整備

緩和ケア病棟では、患者様やご家族様の想いを大切にしながら環境整備をしています。

ある患者様は、お腹と両足の浮腫で動きにくく、動作時の息苦しさもあるので酸素を付けていました。付き添っていたお嫁さんより「手伝ってもらわずに自分でトイレに行って、手も洗いたいっていうんです。トイレに行く時とトイレから洗面台に行く時に持つところがほしい。」と相談がありました。そこで、患者様と一緒に動きを確認しながら、ベッドをトイレに行きやすいように配置し、トイレの中と入り口、洗面台までの動線に手すりを付けました。それにより伝い歩きができる間は一人でトイレに行くことができました。

0710-1

0710-2

別の患者様のお話です。ご本人様とご家族より車椅子に移って、外に出たいと要望がありました。自分では起き上がれない方ですが、スタッフが手伝って寝たまま移動します。車椅子は乗り移りやすいように、背もたれがしっかり倒れるリクライニングタイプで乗り心地の良いものを選定しました。車椅子に乗り移り、見晴らしのいいラウンジまで出てきました。とても良い笑顔でお孫さんと景色をみながら過ごしました。別の日には栗林公園にも散歩に行ったようです。

このように、適切な福祉用具を準備して、これからも患者様やご家族様の希望を少しでも実現できるように対応していこうと思っています。

0710-3

しょうぶ湯

緩和ケア病棟でボランティアさんによるしょうぶの足湯が行われました。5月晴れのとても気持ちいい天気の中、桶の中にしょうぶを束ねた物を入れ血行促進・お湯の中からただようしょうぶの香りを楽しむというものです。

02-7

ラウンジに来られた女性の患者さんが多数参加されました。年配のAさんは「しょうぶ湯初めて。あー匂ってきたね。お花があるんですよね。」と温かいお湯としょうぶの香りに癒され笑顔になっていました。 Bさんも「しょうぶは初めてです、足湯するんですね。」と最初驚いた様子で足をつけられ、冬はゆず湯があってね・・とボランティアさんと会話を楽しまれていました。

03-5

桜が終わり初夏に近づいていく5月。

日本ならではの四季感に心和ませ、みなさんそれぞれしょうぶ湯を楽しまれ過ごされていました。